コラム

【マンション居住者向け】ベランダの壁掛タイプ給湯器|メリット・デメリットを解説

最終更新日:2024年02月05日
給湯器 ベランダ

給湯器には様々な種類がありますが、ベランダの壁掛けタイプのものは、スペースを取らないなどのメリットがある給湯器です。マンションの給湯器は別のタイプに変更することはできないため、現在ベランダ設置されている場合は、買い替え時もベランダ設置タイプの給湯器に変更する必要があります。

この記事では、ベランダの壁掛タイプ給湯器の特徴やメリット・デメリットを解説します。

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ベランダの壁掛タイプ給湯器の特徴は?

ベランダの壁掛タイプ給湯器の特徴は、以下の通りです。

  • スペースを有効活用できる
  • メンテナンスがしやすい
  • デザイン性が高い

ベランダの壁掛タイプ給湯器は、給湯器本体が壁に設置されるため、床面積を有効活用することができます。また、給湯器本体へのアクセスが容易なため、メンテナンスもしやすいです。床に設置する給湯器よりもリーズナブルに設置できるというメリットもあります。さらに、近年では、デザイン性の高い製品も増えてきています。

その他のタイプの給湯器は?

<PSタイプ>

給湯器 ベランダ

PSタイプは、マンションの玄関横などにある「パイプスペース(PS)」と呼ばれる場所に設置する給湯器です。

PSは、水道やガスの配管、排気口などがまとめられた空間で、給湯器を設置するためのスペースも確保されています。

PSタイプの特徴は、以下の通りです。

  • 設置スペースが限られている住宅でも設置できる
  • 排気方法の違いによって種類が分かれているため、既存の機器と同じ排気タイプの機器を選ばなければならない

PSタイプの給湯器は、設置場所が限られている住宅でも設置できるため、人気があります。

しかし、サイズの関係で対応できる機器が限られる点には注意が必要です。

<屋外据置タイプ>

給湯器 ベランダ

屋外据置タイプは、ベランダの床や壁に設置する給湯器です。屋外据置タイプの特徴は、以下の通りです。

  • 設置場所が自由に選べる
  • 排気ガスを室外に排出するため、安全性が高い

屋外据置タイプは、設置場所が自由に選べるため、ベランダのスペースに余裕がある場合におすすめできます。

また、PSタイプ同様に排気ガスを室外に排出するため、安全性も高いです。

ベランダの壁掛タイプ給湯器のメリット

ベランダの壁掛タイプ給湯器には、いくつかのメリットがあります。ここでは、主なメリットを3点紹介していきます。

スペースを取らない

床に設置するタイプの給湯器は、床面積を占有します。特に、マンションやアパートなど、スペースが限られている住宅では、給湯器の設置場所に困ることがあります。

ベランダの壁掛タイプ給湯器であれば、スペースが限られている住宅でも、給湯器を設置することが可能です。床面積を圧迫しないことで、洗濯機や物干し竿の設置スペース、部屋の広さを確保できるため大変便利です。

また、壁に設置されるため、床に埃がたまりにくいというメリットもあります。

メンテナンスがしやすい

床に設置されるタイプの給湯器の場合、メンテナンスを行う際には、潜り込んで作業を行う必要があります。そのため、作業が大変で、安全面にも不安があります。

ベランダの壁掛タイプ給湯器であれば、壁にかかっているため、給湯器の下に潜る必要がありません。そのためメンテナンスが容易で、安全面でも安心です。具体的には、給湯器のフィルターや排気口の掃除、給湯器本体の点検などを、専門業者に依頼せずとも自分で行うことができます。

また、地震などの災害が発生した場合でも、給湯器が倒れたり、破損したりするリスクが低いというメリットもあります。

設置費用が安い

ベランダの壁掛タイプ給湯器の設置費用は、従来の給湯器よりも安い傾向があります。その理由は、ベランダの壁掛タイプ給湯器は、床に設置する給湯器よりも、配管の長さが短くなるためです。配管の長さが短くなると、施工にかかる時間と費用が削減されます。

また、設置場所がベランダに限られるため、設置スペースの確保にかかる費用も削減できます。

ちなみに、ベランダの壁掛タイプ給湯器の設置費用は、機能や設置場所によっても異なりますが10万円〜20万円程度が相場です。

ベランダの壁掛タイプ給湯器のデメリット

ベランダの壁掛タイプ給湯器には、メリットが多い一方で、どうしても避けられないデメリットもあります。ここでは、主なデメリットを3点紹介していきます。

設置場所が限られる

ベランダの壁掛タイプ給湯器は、設置場所が限られます。

ベランダのスペースが狭い場合は、給湯器本体を設置できない場合があります。また、ベランダに排気口が設置されていない場合は、排気ガスの処理を行うための設備を設置することが必要です。

また、ベランダの壁面がコンクリート製である必要があり、木製の壁面に設置する場合は、特別な工事を要します。

排気口の掃除が必要

ベランダの壁掛タイプ給湯器は、給湯器本体から排気ガスを室外に排出するため、排気口の掃除が必要となります。

排気口に汚れが溜まると、排気ガスの流れが悪くなり、給湯器の故障や不具合の原因となります。また、排気ガスが室内に逆流する可能性もあるので、こまめな掃除を行いましょう。

排気口の掃除は、目安月に1回程度、自分で行う必要があります。排気口の掃除方法は、給湯器の取扱説明書に記載されています。床に設置するタイプの給湯器よりも手軽かつ安全に掃除はできますが、こまめに行わなくてはならない点に注意しましょう。

排気音がうるさい

ベランダの壁掛タイプ給湯器は、給湯器本体から排気ガスを室外に排出するため、排気口から排気音が発生します。また、給湯器本体からファンの音が発生することもあります。

排気音やファンの音は、給湯器の種類や機種によって異なりますが、一般的に、従来の給湯器よりもうるさいと感じる人が多いです。そのため、ベランダの壁掛タイプ給湯器を設置する際には、静音タイプの給湯器を選ぶとよいでしょう。また、ベランダに防音対策を行うことで、音を軽減することができます。

ベランダの壁掛タイプ給湯器の排気音は、給湯器の種類や機種、設置場所によっても異なります。実際に設置する前に、排気音の確認を行っておくのが良いでしょう。

3種類のマンション給湯器

記事のはじめでマンションに設置できる給湯器の種類を設置タイプ別に紹介しましたが、さらに機能に応じて3種類に分けることができます。それぞれ性能が異なるので、特徴を押さえ、自分の生活スタイルに合った給湯器を選択しましょう。

給湯専用

給湯専用給湯器は、給湯のみに使用できる給湯器です。

お湯を沸かす機能のみを備えているため、給湯器本体が小さく、設置スペースを取りません。また、給湯専用給湯器は、給湯以外の機能がないため、故障や不具合のリスクが低いというメリットがあります。

給湯専用給湯器は、以下のような場合におすすめです。

  • スペースが限られている住宅
  • 給湯以外の機能は不要
  • 故障や不具合のリスクを抑えたい

一方で給湯専用給湯器のデメリットとしては、給湯以外の機能を使用したい場合に、追加工事が必要になる場合があることです。

給湯専用給湯器は、シンプルで使いやすい給湯器です。一方で給湯以外の機能が必要という方には適していないので、自分の生活スタイルを鑑みた上で選択するのが良いでしょう。

ふろ給湯器

ふろ給湯器は、給湯専用給湯器に追い焚き機能を追加したものです。また、追い焚き機能を使用することで、浴槽のお湯をいつでも温かい状態に保つことができます。

ふろ給湯器は、以下のような場合におすすめです。

  • 追い焚き機能を使用したい

一方でふろ給湯器のデメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 給湯専用給湯器より高価になる
  • 故障や不具合のリスクがやや高くなる

ふろ給湯器は、給湯と追い焚き機能を兼ね備えた便利な給湯器です。特に家族で浴槽を使用する場合など、後から入る人がお湯を温め直すことができるという点が大きなメリットでしょう。

給湯暖房熱源機

給湯暖房熱源機は、給湯と暖房の両方に使用できる給湯器です。

給湯暖房熱源機は、給湯専用給湯器やふろ給湯器に暖房機能を追加したもので、給湯量が大きく、キッチンや浴室、リビングなど、家の中を効率的に暖めることができます。また、暖房機能を使用することで、冬場の光熱費の節約にもつながります。

給湯暖房熱源機は、以下のような場合におすすめです。

  • 暖房機能が必要な住宅
  • 光熱費の節約をしたい

一方で給湯暖房熱源機のデメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 給湯専用給湯器やふろ給湯器より高価になる
  • 故障や不具合のリスクがやや高くなる

給湯暖房熱源機は、給湯と暖房の両方の機能を備えた便利な給湯器です。家が広かったり、暖房機能を使用する機会が多いという場合にはうってつけのタイプと言えるでしょう。

まとめ

この記事では、ベランダの壁掛タイプ給湯器の基礎知識や、メリット・デメリットなどを包括的に解説しました。給湯器選びは、単に性能やコストだけでなく、居住環境への影響も考慮する必要があります。

特に、壁掛タイプ給湯器の音や設置の問題は、住宅の構造や周囲の環境によって異なるため、一概には言えません。最適な給湯器の選択には専門的な知識が必要です。

本記事で提供した情報を参考にしていただきつつ、実際の状況に合わせた最良の選択を行うためには、信頼できる専門家の意見を求めることを強くおすすめします。

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