コラム

給湯器は修理できる?買い替えと修理で迷った時の判断基準・時期を解説

最終更新日:2023年11月29日
給湯器 修理

普段の生活に欠かすことのできない「お湯」。炊事に洗濯、お風呂など、私たちの暮らしを温かく、そして便利に支えてくれています。そのお湯を瞬時に提供してくれるのが給湯器です。

そんな給湯器が壊れてしまったら?買い替える以外に方法はないの?

今回は給湯器の修理について解説します。是非最後までお読み下さい。

給湯器の故障には種類がある!

給湯器に不具合が発生した際には、慌てずにまずは不具合の種類を把握することから始めましょう。というのも、給湯器の故障には種類があるからです。

給湯器に不具合が発生した時(起動しない、お湯が沸かない、など)にはリモコンにエラーコードが表示されます。まずは、そのエラーコードがどの様な意味を指しているのか、きちんと理解したうえで然るべき対処法を検討しましょう。

エラーコードの内容ですが、給湯器メーカーのWEBサイトや購入した際の取り扱い説明書などで確認することができます。

機能しなくなったからと言って故障と決めつけず、一度電源を落としたり、設定温度を低温から適温まで徐々に上げていくなど少しの配慮で回復することも少なくありません。

まずは、エラーコードを確認して、不具合の原因が修理や買い替えに直結する様な内容かどうかを把握することが大切なのです。

各メーカーのエラーコードは「給湯器のエラーコード一覧」をご覧ください。

修理と買い替えの判断基準

給湯器の不具合は、季節や地域によっては命の危険にも繋がりかねない一大事です。とはいえ、給湯器の本体はガス給湯器で安い物でも5.5万円、追い炊きや床暖房機能などが付帯すると20万円を超える商品もあります。故障したからといってすぐに買い替えを検討するにも、この値段では及び腰になってしまう人も多いのではないでしょうか。

給湯器に不具合が発生した場合には、買い替えと修理の両面から検討しましょう。修理で不具合が解消されるのであれば、その時点での買い替えは必要がありません。

では、修理と買い替えの判断基準はどこに設けると良いのでしょうか。

その答えはズバリ「使用年数」です。

給湯器の寿命は約10年と言われてます。不具合が起きたタイミングが使用から8年程度であれば交換(買い替え)を推奨するメーカーが多いです。

というのも、使用8年目で修理に出し、急場を凌げたとしても確実に10年の寿命までの期間は縮まっており、修理1年後にまた支障をきたしてしまって交換、となってしまった場合、8年目の修理代金がもったいなかった、となりかねないからです。

反対に、購入7年目あたりまでは、給湯器自体に修理で賄えるだけの余力があるとも言えます。修理と買い替えの判断は使用年数を基準にすると良いでしょう。

※あくまで目安なので、購入からの年数が浅かった場合でも、故障の程度如何では買い替えが必要な場合もあります。

これって故障?給湯器不具合のサイン5選

給湯器の故障には種類がある、と述べましたが、具体的にどの様な不具合があるのでしょうか。起こりがちな不具合とそのサインを5つご紹介します。

  1. お湯が出なくなる、または時間がかかる
  2. 給湯器から聞き慣れない音や振動がする
  3. ガスの臭いがする
  4. 水漏れしている
  5. エラーコードが何度も表示される

①お湯が出なくなる、または時間がかかる

もっとも起こりやすく、分かりやすい給湯器の不具合は「お湯が出なくなる」または「お湯が出るまでに時間がかかる」です。普段の生活で当然の様にお湯を使っている私たちですが、設定した温度のお湯が出なくなったり、お湯が出るまでに時間がかかってしまうと、「給湯器が壊れたかもしれない!」と一気に不安に襲われます。

設定した温度のお湯が出ない場合の他にも、お風呂の追い炊きができなくなったり、供給されるお湯の温度が不安定になったりといったケースも、このパターンに該当します。

②給湯器から聞き慣れない音や振動がする

給湯器 修理

お湯の温度以外にも不具合のサインがあります。給湯器そのものから異音や振動が発生するパターンです。また、温度設定などの操作をする備え付けのリモコンなどから、普段は発生しない「ピー」という音が発生する場合も、給湯器内部に何かしらの異常をきたしている可能性が考えられます。

給湯器が稼働する際に、少なからず音は発生する為全ての音が故障のサインではありませんが、明らかに不自然な音や振動を感じる場合は修理や買い替えが必要なタイミングと考えて良いでしょう。

③ガスの臭いがする

給湯器 水漏れ

給湯器を使った際にガスの臭いを感じた時は、給湯器内部や部品のどこかが劣化しガス漏れを起こしている可能性が高く非常に危険です。給湯器の近くにある可燃物等に反応して火災を引き起こしたり、ガスが充満することにより一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうなど、重大な事故に繋がるリスクもある為、すぐに使用を中止しましょう。

自分で修理を試みたり、ガス漏れの箇所を探すなどの行為も絶対にせず、臭いが収まるまで給湯器に触れない様にしましょう。

④水漏れしている

給湯器 水漏れ

水漏れも給湯器不具合のサインのひとつです。給湯器からつながる排水管から水が漏れていたり、給湯器自体から水が垂れているなど不自然な水漏れを発見した時には故障を疑いましょう。

この水漏れは発見した際に放置しない、というのが鉄則です。というのも、水漏れが原因で、本来であれば正常に稼働していた排水管や他の部品がサビなどで弱くなり劣化してしまうことで故障が伝染してしまう恐れがあるからです。

軽微かつ特定箇所の水漏れであれば修理で対応可能だった故障でも、他の箇所に故障が併発することで、買い替えに発展することも考えられます。

また、水漏れによる部分劣化は④で説明したガス漏れにも繋がりかねないので、もし見つけた場合には早めに対処しましょう。

⑤エラーコードが何度も表示される

給湯器 水漏れ

最後は「エラーコードが何度も表示される」というパターンです。エラーコードは、内容によってはあくまで一時的なトラブルですぐに解消できる場合もありますが、解消しても同じエラーコードが表示されるケースや、その日は何とか凌げたとしても、翌日も同じエラーコードが表示される場合は故障のサインと考えて良いでしょう。

修理と買い替えの判断はエラー内容と給湯器の使用年数によって変わります。

真冬の場合、外気と給湯温度の差が大きすぎることによるエラー表示など、給湯器に一時的に過度な負担がかかってしまった、ということも多々あります。故障しているのか、一時的なエラーかはご自身で判断してください。

このように、自らの操作や使い方如何で解消できるエラーコードはなるべく発生させないように配慮しましょう。

給湯器の修理費用めやす

給湯器の修理費用には幅があります。一言に「給湯器の故障」と言っても、リモコンなど装置の故障の場合もあれば、給湯器本体の故障、ある一部の部品の故障、のようにパターンがあるからです。

安全装置などの修理であれば7,000円から8,000円、電源装置などの部品交換であれば10,000円程度で修理が可能です。燃焼装置系と呼ばれるバーナーや点火装置、圧力センサーや温度センサーなどの部品は、他の部品と比べて相対的に高く17,000円程度の費用が発生します。

修理を業者に依頼する場合は、出張費にも注意しましょう。修理業者によって部品や工費に大きな変動はなくても、出張費で大幅に費用に差が出ることがあります。あなたがお住まいの地域に根ざした修理業者があれば、出張費も安価で済むかもしれません。

修理をお考えの際は複数の修理業者に見積をお願いし、費用や業者の対応態度などを比較し気持ちよく請け負ってくれる業者に修理をお願いしましょう。

給湯器の修理に必要な期間

給湯器の修理に必要な期間は最短で当日、部品の在庫状況などによっては1週間を要することもあります。給湯器の故障は生活に大きな影響を及ぼすことも少なくないので、故障の前兆を発見した時は期間に余裕を見て修理を依頼しましょう。

給湯器は真冬に故障するケースが多いとされています。故障しても焦らず、故障の原因や具合を把握した上で修理や買い替えといった正しい対処を施しましょう。

もし10年前後使用した給湯器の修理を考えている場合は、買い替えも検討してみてください。給湯器の一括見積ができる「ガス王」では、最大3社に無料で一括見積もり依頼ができ、80%以上お得にガス給湯器を交換できる場合があります。ガス給湯器の取り扱いができる資格を所有しているか確認が取れた業者だけと提携しているので安心してご利用いただけます。

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